2020年度 実施報告

報告:British Council 共催・実践英語研修「第7回 Business Speaking ~ビジネススピーキング 大学紹介、ネゴシエーション・クレーム対応実践編(中上級)~」(2020年12月7日・8日@Zoom)

開催データ


研修名 Business Speaking ~ビジネススピーキング 大学紹介、ネゴシエーション・クレーム対応実践編(中上級)~
日 時2020年12月7日(月)・8日(火) 各日 10:00-13:15
方 法オンライン @Zoom
講 師ブリティッシュ・カウンシル英語講師 Lily Baker-Blot
参加者数団体正会員11名 / 10大学 個人賛助会員1名

…団体正会員大学… (参加者所属先機関50音順)
青山学院大学、近畿大学、国際大学、大正大学
中京大学、東京外国語大学、東京学芸大学
同志社大学、松山大学、立正大学


研修内容(コース構成)
1.  Meeting guests
2.  Dealing with enquiries and problems from students
3.  Negotiating with foreign universities 1
4.  Negotiating with foreign universities 2

研修参加報告


報告者:成田 路子(東京学芸大学)


研修概要


 本研修は、国際業務の実務担当者向けの英語中・上級者を対象とした実践英語研修である。各日約3時間、2日間に渡り実施された。ビジネススピーキングということで、海外からのゲスト対応、留学生からの問い合わせやクレーム対応、海外の大学との協定締結等の交渉の3場面を想定し、ポイントとなる語彙やフレーズを学習したり、実際の会話を想定したスピーキング練習を繰り返し行ったりした。研修は対面ではなくオンライン(ZOOM)で実施されたが、Breakout Roomの機能を活用したグループワークやペアワークが多く盛り込まれ、オンラインでありながらも発話の機会は大変多く、英語漬けになれる充実した研修であった。


各講義内容について


Session1 Meeting Guests
 このセッションでは、ビジネスシーンにおける初対面での会話にふさわしい内容や表現、所属大学について説明する際により相手にポジティブな印象を残す言葉選び、さらに、重役がゲストの場合など、より丁寧に対応が必要な場面でのフレーズを学び、実際にペアでそれぞれの大学を紹介した。所属大学の強みについて大げさに話すことなどは、日本人にとってすこし躊躇われることだが、国際的なビジネスシーンでは、全く恥ずかしいことではなく、少し強調して話すことで、むしろ良い印象を与えることができると学び、今後実践していきたいと思う。

Session2 Dealing with enquiries and problems from students
 次は学生対応として、手続きを順序立てて説明し、学生のするべきことは何なのかを説明する、又は、学生からのクレームや相談に対して、対話の中で問題点を明らかにし、解決策を提示するという場面を想定し、効果的なワードやフレーズを学んだ。さらにペアで各大学に実際にある手続きや相談内容を基にロールプレイで練習をした。図書館の利用者登録や、パスポート紛失の相談など、非常に実践的な会話練習ができ、大変有意義だった。

Session3 Negotiating with foreign universities 1
Session4 Negotiating with foreign universities 2
 大学間交流協定締結などの交渉の場で有効なフレーズや気を付けるべきポイントについて学んだ。グループやペアワークでのアイデアの共有やロールプレイを何度か繰り返し、最終的に総仕上げとして一つの交渉の場を通しでロールプレイした。白紙の状態から双方が納得できる交換留学プログラムについて交渉し合意に至る過程を会話練習したのは、とてもリアルで、大変勉強になった。


感想


 全国から、国公私立、役職問わず様々な方が参加されており、他大学の方との交流の場としても大変貴重で勉強になることが多かった。講師の方もとても気さくでわかりやすく、楽しく研修を受けることができた。別の機会に対面での研修に参加させていただいたこともあるが、今回、オンライン開催であることのデメリットは全く感じなかった。この研修の機会を用意してくださったJAFSAとブリティッシュカウンシル、講師の方々に、この場を借りて感謝申し上げたい。今回学んだことを今後の業務に活かし、引き続き語学力の向上に努めていきたいと思う。